将来不安な30代が契約しやすい「個人年金保険」2つの落とし穴

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「老後の生活がものすごく心配なんです」とおっしゃる人が多くいます。

しかも、いま将来に不安を抱えているのは「もうすぐ定年です」という50代の方でも、「もうそろそろ子どもが成人するんです」という40代の方でもありません。

結婚前の独身の方や、新婚ホヤホヤという20~30代の方のほうが「老後に強い不安」を持っているようなのです。

よほど不安なようで、金融機関やFP、保険業者が勧める老後のための金融商品を簡単に契約する人も少なくありません。

そんななか、よく販売されるのが「個人年金保険」という商品です。

■個人年金保険は本当に必要なのか

個人年金保険とは、民間の保険会社が販売している金融商品のひとつ。保険という名はついていますが、掛けた保険料相当額が保険金額となるので、保障と呼べるものではありません。

保険というよりも「貯蓄」としての要素が強い商品で、「定額型」という一般的なタイプは、掛けて保険料以上の金額(110~130%程度)が必ず年金として受け取れます。

また、この「定額型」の個人年金保険は「個人年金保険料控除」といって、一定の基準を満たせば「生命保険料控除」となるのですが、他の生命保険料控除とは別枠で年間最高4万円まで所得控除をうけることができるのも特長です。

「掛けた以上にお金が戻ってくる」「さらに税金も安くなる」と聞けばメリットだらけ。

「老後の準備に絶対した方がいいのではないか?」と加入したくなる気分もわかります。

でも、本当にそうでしょうか?

実は、当然ですがデメリットは存在します。具体的には、大きく2つのポイントを考慮して判断するべきです。

■個人年金保険の2つのデメリット

 

 

続きは・・・・。