経済用語でブラックスワンという言葉が最近頻繁に使われます。
映画のブラックスワンや、アフラックのブラックスワンではありません。
経済学者 ナシーム・ニコラス・タレブの著書「ブラック・スワン」から引用されている用語です。
白鳥は白いものです、黒い白鳥なんているわけがないじゃない。と思う人もみえるのではないでしょうか?
しかし、このいるはずない黒い白鳥が発見されました。しかも一度発見されると、頻繁に発見されるようになるのです。
つまり、通常では絶対起こらない事態が、一度起こると起きやすくなる。この非線形な現象のことを指して、ブラックスワンと呼ぶのです。
今の世の中は、そういう不安定な時代です。この100年全く起こらなかったことが、一度起こると頻発するようになる。
金利なんか典型です。物に対してお金がだぶついている。この状況を見る限り、古典的な金融の状況では、金利が上がるはずがありません。
でも本当でしょうか?まったく分からないのです。今までの常識になんて全く通用しません。理論はいつも後付けなのです。
ではどうすればいいのか?「保険」を払うしかありません。それが住宅ローンでは超長期の固定金利で借りておくという方法です。
もちろん変動金利の方が全然支払いは安くなります。でもこんな不安定な状況で今までのセオリーは通じません。ですから万が一の場合に備えて「保険」を掛けるという選択をするのです。
「保険」の掛け方はケースバイケースですが・・・・。
答えは1つではないので。