リバースモーゲージという制度がにわかに注目を集めてはじめています。
リバースモ―ゲージとは、自宅に住みながら、自宅を担保にお金を借りるというもので、融資限度額は自宅の不動産評価額の50~80%程度だ。契約期間は、契約年数(20年間など)を設定するか、契約者または契約者夫婦2人が死亡してから約3カ月後としているケースが多い。契約が終了すると、銀行が担保にしていた自宅不動産を売却して現金化し、そのお金で融資を回収する。お金が残った場合は、遺族に返還されるという流れだ。
もともと制度的にはかなり以前からあった制度ですが、日本ではあまり利用されていませんでした。
これが、ここに来て利用者が増えている。
もともと家は子どもに引き継ぐもの、もしくは子ども残す資産という考えが一般的だった日本では、この制度が馴染まなったのが普及しなかった原因だったのだが、昨今の空き家問題や、そもそも人生100年時代になり、こどもことよりも自分たちの老後資金の方が不安。というのが利用者急増の理由でしょう。
もちろん、契約者とその配偶者が死後に不動産の現金が行われるため、子どもがその家に住んでいても家は売却されてしまうというデメリットはありますが、そもそも娘さんしかいない。子ども皆独立して家を持っている。という環境では、検討の材料にするのは悪くはない。
しかし、もちろん担保価値以上のお金が借りられる訳ではないので、重要なのは不動産の評価額ということになります。
現在はプチバブルで不動産評価が比較的高い。これが弾けて評価額が下がれば、あまり意味のない制度になりかねませんが。
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