こんにちは、星野です。
先日、脳卒中を発症した経験がある方のお話を聞きに行きました。
そこで感じたことを、お伝えいたいと思います。
お話をしてくださったAさんは職場にも復帰されているため、一目見ただけでは、病気になったことなど分からないほど元気な方でした。
しかし合併症による後遺症によって、体の中に医療器具を入れたまま、これから一生過ごしていかなければならないそうです。
患者を数多く目にしている医師が、なりたくない病気として挙げる脳卒中。
そんな病気に対して、「私たちができる備え」とは何なのでしょうか。
脳卒中とは、脳への血流が途絶え、脳の神経組織が壊れることで言語障害や運動麻痺などを起こす病気です。
脳梗塞、脳出血、くも膜下出血、こういった病名は聞いたことがあるのではないでしょうか。
こういった病気の恐ろしいことは、後遺症が残る可能性が高いことです。
そして発症する部位が悪いと、「食べられない、歩けない、何もできない、そのうえ死ねない」という状態になることです。
この現状こそが、医師がなりたくない病気として脳卒中を挙げる理由です。
Aさんの話を聞く中で、感じたこと。
それは働けない状態が続いた場合の収入をどうするのか、という点です。
Aさんは、意識が戻り、リハビリを開始する時期にあることを感じました。
この状態がいつまで続くのだろうか、お金の工面をどうすればいいのかと、仕事に復帰できるのかと一気に不安が襲ってきたそうです。
奥様もきっと同じような心配をされたことでしょう。
当然、「医療費の負担」というのも大きいとおっしゃっていました。
この点に関しては、皆さんも医療保険でカバーしていることでしょう。
Aさんも備えていました。
しかし、それよりも働けなくなったことによって今後の収入・家計がどうなるのかが心配になったのです。
つまり、働けない状態に直面すると、収入減が与える家計へのダメージがとても大きなものと実感するのです。
幸い、懸命なリハビリと発症部位が大きな障害を引き起こす箇所でなかったこと、同僚の応急な初期対応によって1年ほどで職場復帰ができました。
働けない期間も1年程度で済んだので、家計への深刻なダメージを避けることができました。
もしも、このまま働くことができなかったら。
Aさんの人生設計に大きな狂いが生じたことは間違いなかったでしょう。
だからこそ、私は皆さんに「働けなくなった時」のことを真剣に考えて頂きたいです。
配偶者が身の回りの世話をし、子供も手伝ってくれる。
一見、家族愛だけで片づけられる話かもしれません。
しかし、その分だけ家族の時間を奪ってしまいます。家族を巻き込むことなのです。
この分野の保障こそ、保険でしっかりカバーしていかなければならない。
改めてそう感じました。
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住まいと保険のFP相談センター(株式会社ヘルプライフオカヤ)
星野 匠 / HOSHINO TAKU
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