こんにちは星野です。
私たちが「事故に遭った」というワードを聞くと、おそらく交通事故を真っ先に思い浮かべることでしょう。
それだけ事故が多いということなのかもしれません。
しかし、生活の中ではもっと恐ろしい危険が潜んでいます。
2011年の統計でこんなものがあります。
死亡者数
①4611人 ②17000人
4611人というのは、交通事故で亡くなった方の人数です。
では、17000人もの方が亡くなった事故はなんでしょうか。
それはヒートショックによる事故です。
皆さん、ヒートショックという言葉を知っていますか?
ヒートショックとは、急激な温度変化によって、血圧が大きく変動して起こる健康被害です。
冬場の住宅における居間と脱衣場の温度差は、10℃以上になることも珍しくありません。
こうした状況が、心筋梗塞や脳卒中の引き金になっているのです。
そして、その多くの人が高齢者です。
ヒートショックの死亡者数は、交通事故での死亡者数の4倍にも上っています。
交通量が多い道路よりも、自宅にいる方が死亡するリスクが高いとも言えますよね。
この事実を知ったときには驚きました。
また、ヒートショックは冬だけの事故ではありません。
夏型のヒートショックもあります。
お店に入ったら凍えるくらいに冷房がきいていたという経験は、皆さんも一度や二度はあるのではないでしょうか。
家でもクーラーの設定温度を低めに設定しがちではありませんか。
そうするとすぐに温度差が10℃以上になることもありますよね。
夏場の外と室内の温度差によって、ヒートショックが起きてしまうのです。
まずは、こうした事故が起こりうる状況だということを認識しておきましょう。
室内の温度を下げすぎない、1枚上着を持って出るなど、簡単に予防することはできると思うので、皆さんお気を付けください。