今年ほどあっという間に過ぎた1年はなかったのではないでしょうか?
本当に新型コロナな1年でした。
コロナで多くのものが変わってしまいました。この先終息とともに元に戻るものもあるで
しょうが、多くのものは戻らないと思います。
特に、私たちの心の変化については戻りようがない。
・人が大勢集まる場所は少し怖い。
・知らない他人とは関わりたくない。
・リアルな関係は減って、オンラインでの繋がりが増えていく。
この先は、本当に必要で安心できる人たちと付き合いをしていく、そんな時代になるので
しょう。
さて、そんな新型コロナの年末を迎えて、来年はどんな年になっていくのだろうか?とい
うお話しです。
もっか、株価は絶好調です。
11月にはバブル崩壊後最高値を更新しました。
しかし、これは日銀をはじめ各国中央銀行と各国政府が、新型コロナで経済を沈まないよ
うに、金融緩和で大量にお金を市中にバラまいているために起こったバブルであって、実
体経済とはかけ離れています。
足元の経済では、完全失業率は3.0%になり、ボーナスはカットされ、大学生の内定率は下
がる一方。
本格的に、新型コロナの影響が経済に及した影響は、来年以降出てくると思われます。何
より、本来であれば、今年は10%に増税された消費税の影響が出てくるはずだったのが、
コロナ禍でかき消されてしまいました。
経済対策のカンフル剤が消え始める来年の春以降、景気感が曇り始めるのではないかと思
われます。
さらに、海外からの外国人労働者の減少、空輸便の減少により、物流コストの上昇。原
材料の高騰。コロナはグローバル化した世界に大きな壁をつくりました。
また、飲食店などには、席数を減らす等、密を避ける環境づくりが求められます。
これらの影響は、実は値上げに繋がっていくのです。
実際もうすでに値上げは色々なところで起こっています。
1個あたりの値段は変わってないのですが、内容量が少なくなっている。つまり実質的な
値上げがこの数年顕著になってきました。
それが来年はさらにひどくなっていくのではないかと考えられます。
物価の上昇、賃金の伸び悩み、新しい環境の中で、老後資金の形成に向けて何ができるの
か?今までとは変わってしまったルール化でどう安全に生きていけるのか?それを模索す
る1年になりそうです。
新しいルールの中で皆様に少しでも有益な情報を届けていけるよう、スタッフ一同来年も
頑張りますね。